Dopo la pubblicazione sul quotidiano Libero della mia intervista al premio Oscar Alan Lee, in occasione della pubblicazione di Beren e Luthien il primo giugno scorso, ho trovato la traduzione in giapponese che qui ripropongo per i lettori nipponici che numerosi mi seguono.
トールキンにとって、とても大切な物語。
Oronzo Cilli氏による、『ベレンとルーシエン』についてのアラン・リーへのインタビュー
-トールキン作品の挿絵を再び描くのはどんな体験でしたか?
-トールキン作品全ての中で、『ベレンとルーシエン』はその発想を得た状況が故に作家の来歴に最も近いものであることは疑いようがありません。そのことについてあなたの解釈は読者にどのように伝わるでしょうか?
トールキンの人生、第一次世界大戦での体験、そして人間関係について知っていれば、物語の理解に強烈な感動が加わるものですが、それを挿絵に反映しようとすることは正しいと思いません。そのような関係性は、物語の背景についてもっと読めばわかりますが、作者をその物語にあてはめようとするよりむしろ、作者が残した文に合わせて仕事をするのが大事です。
-10年前の2007年、『フーリンの子ら』があなたの挿絵入りで出版され、今回『ベレンとルーシエン』が出ます。この2冊の挿絵を入れる過程で、もし違いがあればどのようなものでしょうか?
2冊の主な違いは、『ベレンとルーシエン』に、文体も時代も多くのバージョン違いがあることです。トールキンがとても力を入れた物語だったので、何度も立ち戻ったのです。クリストファー・トールキンは全てのバージョンの要約として物語を呈示することに決めたので、物語自体と同じくらい物語の成り立ちも興味深くなるように、何層にも読むことができるのです。
-ハーパー・コリンズ社の驚くべき優雅なギフト版の表紙に書かれた挿絵について何か教えていただけますか?
-『ベレンとルーシエン』含まれる挿絵の中で、あなたにとって重要な作品はどれでしょうか?あなたの意見では、作品全ての象徴として取られるものはどれでしょうか?
モルゴスの大広間でルーシエンが踊りながらバルログやオークに魔法をかける絵が好きですね。この絵は彼女が最も力強いことを表し、物語の中での彼女が果たす、とても活発な役割を示す象徴だからです。彼女は自分の英雄が探求の旅を終えるのを待つような受け身のお姫様とはかなり遠い存在なのです。彼女はその旅路のどの足跡にもいるのです。
-クリストファー・トールキンに私達は優れた仕事ぶりをいつも感謝しているのですが、何か私達に話しておきたいようなコメントをされましたか?
この物語はトールキンとそのご家族にとって、とても重要なものなので、クリストファー氏が挿絵のアプローチや描くシーンの選択に完全に満足がいくものに必ずしたいと思っていました。ラフを彼に送りましたが、彼からのフィードバックはいつもとてもありがたかったです。トールキンの創作に彼ほど完全な理解と洞察がある方はいません。多くの場合、最初に物語が語られているときに実際そこにいたわけですから。
ある時期、そのような画家たち、特に挿絵画家のエドムンド・デュラックにとても影響を受けていました。彼らは大変な巨匠で、彼らの技術を勉強することはとても役に立つのですが、自分のロール・モデルにオマージュを捧げることに自分の経歴を費やさないことも大事です。
-トールキン作品であなたがまだ描いていないけれど描きたいものはありますか?
第1紀の物語のものを描きたいですね-とても壮大で謎めいていますから。
-トールキン作品の挿絵以外にも、ウェールズの『マギノギオン』の挿絵など素晴らしい作品も手がけていますよね。そこでお訊きしたいのですが、教授の作品で少なくともいくつかのモチーフにケルト神話からの発想があるのではないかという疑問について、お考えはありますか?
ウェールズの神話や民話からの発想はかなり多くあると思います。若い女性の父親が求婚者に思いとどまらせるために不可能な課題を与えるという物語は、キルッフとオルウェンの物語でも語られます。この場合、父親は巨人のアズバザデンで、探索したのは巨大な猪の耳の間にある櫛と鋏でした。フアンは忠実で勇敢なゲラート、スノードニアの物語にあるルウェリン王子のハウンド犬の名残ですね。
こんなに長い間にわたって、J.R.R.トールキンの作品にとても密接になることができたというのは光栄です。それでも私は表面をかろうじてかすめたように感じていますが。挿絵によって読書がより良いものに感じられるといいのですが。挿絵がない文を好む人も多くいて、もっと鮮烈でダイナミックな絵を好む人がいることも知っています。でも私はいつも、読者と文章の間に自分自身を置かずに、中つ国が少しでもより触れられるものと感じられることを目的としています。
-トールキンとあなたの作品を愛する無数のイタリアのファンにあなたからご挨拶のことばをいただけますか?
イタリアのトールキンのファンの皆さん、よろしくお願い申し上げます - Grazie per essere parte di questa grande storia! (この壮大な物語の一員になってくださってありがとうございます!)